B型生活

就労継続支援B型事業所で働く男のつぶやき

 今日は朝から重たい曇り空で、ついに雨が降ってきた。こういう日は作業所を体調不良で休む人が多くなる。それも通所者10人を予定していたのに半分の5人しか来なかったという日はざらにある。

 

 こうなると大変なのは支援員さんで、自分の仕事は置いておいて〆切が近づいている内職をやらなければならない。

 

 我々メンヘラは天候の変化に非常に弱い、自律神経が狂うせいか日によって調子が悪くなって寝てしまう。特に最近のジェットコースターのような気温の急変化となると起きれなくなる人が激増する。ただでさえ調子が悪くなりやすいのにこの気温の急変化はたまったものではない。休む方も辛いのである。

 

 こういういつ休むかわからないということがメンヘラの就職にとって大きな障壁になる。企業にとってはそんなにコロコロ休まれては仕事を任せられないからである。それで誰にでもできるような仕事、例えば郵便物の社内配達や清掃といった仕事の求人が中心となる。給料も額面18万と安い。それでも応募が殺到するというから障害者雇用のミスマッチがいかにひどいかわかる。

 

 だから就職できる人はラッキーでできなかった人がB型事業所へやってくる。病因は様々で例えば躁病の人がいる。この人はじっとできない人で作業時間中部屋の中をぶつぶつ言いながらうろうろしている。そして人を捕まえて自分の話したいことを相手の都合を考えずに一方的に話しまくる。この人は一般就労を目指しているらしいが多分無理だろう。B型の内職すらまことにこなせないからだ。

 

 B型事業所の請け負う内職はいろいろあるが、よくあるのがインスタント味噌汁の箱詰めである。3種類のインスタント味噌汁を一つの箱に入れる。ただそれだけの仕事だが集中力が切れるとポカミスを犯す。例えばなめこの味噌汁を二つ入れてしまうといったミスである。そうすると味噌汁の数が合わなくなってくるからミスが発覚した場合全数検査をする。こんな感じの内職をする。

 

 あとは手芸をやっている女性がいる。バッグや小物入れなどを器用に毛糸で作っていく。そうした品々をバザーで売る。人気は上々ですぐ売り切れるそうである。

 

 では自分の部署はというと説明が難しい。一般の企業から直接仕事を請け負っているのでこちらも限りなく一般企業に近い。わかりやすい例でいうとある工業用製品のマニュアル作りである。厳しいチェックが入ったり進捗報告をする定例会議があったりする。このように自分の部署だけ浮いているがみんなの仲は良い。これが自分の作業所のケースだが他の事業所は事業所ごとに特色があって千差万別である。

 

 自分は今の事業所に満足している。会議は嫌いだが仕事のレベルが自分には丁度いい。これからもよっぽどのことがない限り通所し続けるつもりである。