B型生活

就労継続支援B型事業所で働く男のつぶやき

バレンタインデーって何?

 2月14日はバレンタインデーである。さすがにもう義理チョコさえも期待できないオッさんになってしまった。そうでなくとも自分の作業所は野郎率が高い。ひょっとするとサビサービス管理主任が義理チョコと言ってチロルチョコを配るかもしれない。オバさんにもらってもちっとも嬉しくない。

 

 中高の頃は人を好きになったり逆に好かれたりということはあったが自分の家が貧乏だというコンプレックスがあって全部失恋した。

 

 大学に入って彼女ができるとバレンタインのチョコをもらうようになった。デパートで売ってるような高級チョコもあったり手作りのものもあった。女の子は一口もらうのが好きだからチョコをもらっても三分の一は彼女が食べた。

 

 自分はあまり甘いものは得意でないから、何でバレンタインデーみたいな甘いものを贈る習慣ができたのか理解に苦しむ。多分製菓会社の宣伝のせいだろう。それが証拠に海外ではバレンタインデーに男性が女性に花を贈るのが習わしだという。

 

 ちょっと面白い話があってお隣の韓国にはペペロというポッキーのパクリものがあって11月11日に女性が男性にペペロを贈るという風習がある。ちなみに11月11日は日本ではポッキーの日である。完全に製菓会社の広告戦略である。こんな感じで日本でもバレンタインが広がっていったのだろう。

 

 聞くところによると必ずしも女性は男性に贈るためにチョコを買っているわけではないらしい。友達同士で贈り合う友チョコというものがあり、果ては自分で食べるためにチョコを買うという。バレンタインには期間限定のチョコがあるから男に贈るのはもったいないというところだろう。で滅多に食べない高級チョコを食べるらしい。

 

 まあなんだかんだ言って今年もチョコには縁が無さそうである。森永のエンゼルではないがこんなしょぼくれたオッさんにチョコをくれる女性がいたら、その人こそ正真正銘のエンゼルである。もう自分からはエンゼルは飛んで行ってしまった。それで毎年繰り返される狂想曲を横目で眺めて自分には関係ねえや、と顔を背けている。

 

 さて万が一自分にチョコをくれる女性がいたらどうなるか。ホワイトデーには三倍返しどころかありったけの金でお返しをするだろう。さすがに借金をしてまで買う気は無いが。それにしても女性用のプレゼントを買うのは大変である。昔彼女のクリスマスプレゼントを買いに高級デパートへ買いに行ったことがある。化粧ポーチを買ったのだが、まあ場違いなことありゃしない。金を払うと品物を包装するのをジリジリと待ち、包装が済むと商品をひったくるように店を出た。今となってはいい思い出だが当時は顔から火が出るような恥ずかしさだった。

 

 話がそれた。今年も来年も再来年もチョコレートには縁がない自分は喧騒を羨望の眼差しで見つつため息をつくのである。